2012年06月17日

強迫性神経症の特徴を知る

強迫性神経症では、本人が医療機関に受診するまでに
何年もかかることがあります。それは自分が神経症
であることを知らない
まま苦しんでいることが多い
からです。

強迫性神経症の人は「状況が変わることを恐れる」
といった傾向性を持つことが多いようです。

日常生活でも、行動に移す前から先回りして
あれこれと想像し、心配してしまうのです。

強迫症状に悩まされるのは嫌だと思いながら、受診
するのも怖いという板ばさみ状態になっているのです。

また、何かを決めることが苦手で「もう少し待てば
もっといい方法が見つかるのでは・・」と決断を
先延ばししてしまうこともあります。

「治療をしても、うまくいかなかったらどうしよう」
という不安や心配があるのです。

強迫性神経症では「失敗する」ことに強くこだわって
しまい、失敗をすごく悪いことだと考えてしまう人
が多いようです。

家族としては、
「うまくいかなかったら、別の方法でやり直せばいい。
何度でもやり直せばいい」

「このまま強迫症状に悩まされ続けるぐらいなら
思いきって治療を受けてみてはどうか」

という対応のスタンスを持つといいかもしれません。
早く治療するよう、本人をせかすような対応は逆効果
になることが多いと言われています。

完璧主義よりも「修正主義」でいくほうが気分的にも
辛くならないです。また、そのほうがうまくいく確率
も高まると思います。

ラベル:医療機関
posted by メンタルハート at 19:52| 強迫性神経症に対する家族の対応 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月16日

強迫性神経症には家族の理解が必要

強迫性神経症は外見からは、わかりにくいため
他人には理解しがたい面があります。

それゆえ、家族が本人に干渉し過ぎるのは
良くないとされています。

家族の対応の仕方によっては、本人の強迫症状を
強めてしまう結果になることがあるからです。

たとえば、強迫症状がやめられないのは、気合い
が足りないからと非難するのは逆効果になります。

また家族が本人の訴えに従って強迫行為に協力したり
するのは、本人の強迫症状の悪循環を助長させること
になり、かえって神経症の症状を悪化させてしまいます。

治療によって一部は改善しているのに、残っている
症状に目がいき、その部分を早く治すように本人を
せかしたりするのも良くありません。

強迫性神経症の治療には、ある程度の期間がかかる
ものです。本人の抱えている強迫症状も人により
さまざまなので、回復していくプロセスもそれぞれ
違ってきます。

本人が自宅に引きこもりがちになった時には
専門家による適切なアドバイスが必要です。

役所の保健福祉課のような名称の部署に問い合わせ
てみるといいでしょう。

各都道府県には「精神保健福祉センター」が設置
されています。そこには精神保健福祉士が常駐して
います。

神経症の治療には、家族も強迫性神経症についての
正しい知識
を持つことが求められます。

ラベル:家族の対応
posted by メンタルハート at 20:19| 強迫性神経症に対する家族の対応 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月15日

強迫神経症の治療 森田療法

森田療法は大正時代に森田 正馬(まさたけ)
によって開発された精神療法です。

森田氏は自身が神経症であった経緯から
神経症の治療として、この療法を編み出しました。

森田療法では、不安や悩みは「より良く生きたい」
という、人が本来持っている気持ちが強くある
ゆえに出てくるものだと考えています。

人間は、「こうあるべき」という理想の自分と
実際の自分との間にギャップがあるために悩みに
とらわれます。

森田療法では、悩みは悪いものではなく、
心の中から排除すべきものではないと捉えます。

排除しようとすると、かえってその悩みに
とらわれてしまい、悩みがもっと強くなります。

森田療法の治療目標として、

@自分の置かれた状況や不安、不快な感情を
「あるがまま」に認め受け入れること。

A日常生活の行動を通して「生の欲望」を発揮
 すること。

実際には、次のような治療方法が用いられます。

食事やトイレ以外は何もせず、個室でひたすら
横になります。しばらくすると、動きたい気持ち
が出てきます。

次に自分の内面を観察し、感じたこと、気づいた
ことを日記に書いていきます。

その後、軽く身体を動かしたり、徐々に日常的な
家事などを行ないます。


人間は、何かに注意を向けると、他のことには
注意が向きにくくなるという性質を持っています。

森田療法では、この性質を利用して「不安を抱えた
まま」でいいから、目標とするものに注意を向けて
活動することを提唱しています。

強迫行為をしたいという衝動に駆られても、部屋の
片付けでも何でもいいから別のことをすれば、強迫
行為には注意が向きにくくなると説きます。

森田療法の強迫神経症の治療では、不安をなくす
方向ではなく、「不安をあるがまま」に受け入れ、
本来のやるべきことを行なっていくことを目指します。

ラベル:森田療法
posted by メンタルハート at 19:53| 強迫性神経症の治療法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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