2012年06月20日

子供の神経症A

子供でも大人でも強迫性神経症と関連する精神疾患
は共通しています。

関連記事:15 神経症に関連する病気

ただ、児童期に発症しやすいものがあります。

たとえば、「チック症」では瞬間的に身体の一部の
筋肉がピクッと動きます。まぶた、口、頬など顔の
筋肉や、首や手足の一部が動くものがあります。

「摂食障害」には、食べることを拒む拒食症と
食べ過ぎる過食症があります。

拒食症は不安感の強い人が、過食症は自分を好きに
なれない人が、ダイエットをきっかけに発症する
ことが多い病気です。

「身体醜形障害」は、人から見れば欠点とは思えない
のに、身体の一部が過剰に気になる病気です。

子供の場合、精神的に発達途上にあるため症状を説明
する時、言葉でうまく表現できないことが多いです。

そのため、病気の区別がハッキリせず、強迫性神経症
なのか別の病気なのか、医師でも判断が難しいケース
があります。

一般的に、子供は何かの動作の繰り返しをすることは
あります。だからと言って、ただちに強迫性神経症で
あると決めることはできません。

強迫症状の場合は、「本当はしたくないのに・・」
という気持ちを感じています。

ただし「こんなことをしている自分は変だ」という
不合理感はあまり感じていないと言われています。

強迫性神経症は、表面上の症状だけでは判断できない
側面があります。本人の気持ちを聞くことが必要です。

ラベル:不合理感
posted by メンタルハート at 20:00| 強迫性神経症に対する家族の対応 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月19日

子供の神経症@

強迫性神経症を発症しやすい年齢は、10歳前後と
20歳前後の2つの時期にピークがあります。

強迫性神経症の人の過半数が18歳までに発症する
という調査があります。

子供の頃に発症するのは男児のほうが多いです。

子供の強迫症状は周囲の人には、わかりにくいことが
あります。学校にいる間は強迫行為を隠そうとする
ため教師も気づきにくくなります。

子供の頃に発症しても受診せず、青年期以降に
初めて受診する人が多いと言われています。

子供の頃に発症した場合、本人は神経症という病気
あることを知りません。それだけに自分がどんな状態
になったのか、わからずに戸惑います。

変な癖が強くなってしまったと考えて、自己流で
治そうとしているうちに症状を悪化させてしまう
ことが多いのです。

また大人とは違い、「どこかおかしい」と感じる
不合理感があまり見られないことがあります。

強迫観念の内容が「時間を止めてやり直したい」
と現実離れしていることがあります。
強迫観念が漠然としているのも児童期の特徴です。

物の位置や色などの感覚的な事柄に強くとらわれる
子供が多くいることもわかっています。

児童期は、脳と心が発達途上であるため症状の特徴が
はっきりせず、専門家でも神経症なのか、他の病気が
原因なのかの区別が難しいケースがあります。
posted by メンタルハート at 18:48| 強迫性神経症に対する家族の対応 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月18日

神経症の改善には専門家の支援が必要

強迫症状が悪化すると、外に出られなくなり
自宅に閉じこもりがちになることがあります。

家に引きこもるようになると、強迫行為の歯止めが
きかなくなり、かえって強迫症状が悪化しやすく
なります。

また、引きこもっている自分に対して、罪悪感や
自己嫌悪の気持ちが強くなり、常に否定的な考えに
とらわれるようにもなります。

本人がまだ受診していないなら、できるだけ早く
精神医療の専門家に相談することを検討しましょう。

他の心の病気を併せ持っていることがあるからです。

まずは、地域の保健所や市町村で行なっている
精神保健福祉相談を利用するといいでしょう。

保健所は、地域の精神保健に関する問題を扱っている
公的な機関で、相談は無料です。

専門家が関わることによって、家族と本人だけの関係
から「専門家と本人の関係」に預けることもできます。

そのことで家族と本人との行き詰まった状態が改善
されることも期待できます。

家族だけで本人を支えるのは限界があります。

わからないことを推測で答えるよりも、「専門家に
相談しないとわからない」と本人に言ってあげる
ほうが本人のためにもなります。

本人の強迫行為を無理やり止めさせようとするより、
強迫行為に巻き込まれている家族も困っていることを
伝えることが必要です。

強迫症状がエスカレートして、家族に暴力を
振るうような時、家族だけで対応できない場合は
警察に連絡することです。

場合によっては、精神科救急病院に連絡したほうが
いいケースもあります。いざという時のために
事前に電話番号などを調べておくといいです。

神経症の支援団体や自助グループが全国にいくつか
あります。⇒「OCDの会」

posted by メンタルハート at 19:23| 強迫性神経症に対する家族の対応 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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