2012年06月06日

神経症に関連する病気

神経症では、他の「心の病気」を併せ持つ人
が多いと言われています。

調査によると、神経症性障害のような神経障害
を持つ人の半数以上
が、他の精神的な疾患を
併発していることがわかっています。

元々、他の神経障害にかかっていた人が、強迫性
神経症を発症することもあれば、強迫性神経症を
抱えている人が、二次的に別の心の病気を発症する
こともあります。

たとえば、「不安障害」はその代表的な疾患です。
不安障害には、PTSD・パニック障害・全般性不安・
社交不安があります。

「PTSD」では、大きな災害などトラウマとなる
出来事を経験した後に、不眠やフラッシュバック
と呼ばれる症状が出てきます。

「パニック障害」は、突然、呼吸困難になったり
手足がしびれるなどの発作が起こるものです。

「全般性不安」は、理由のわからない不安や心配
が頻繁に長く続き、生活に支障をきたすものです。

「社交不安」は、人前で話すことに異常なほどの
緊張感を抱き、生活に支障をきたすものです。

最近になって知られるようになった「発達障害」
を持つ人が、神経症性障害や強迫性神経症を
併発していることが多い
と言われています。

発達障害は、学習障害・注意欠陥多動性障害・
広汎性発達障害に分かれます。

発達障害は、「こだわりが強い」「同じものばかり
を好む」「特定のものへの感覚が強い」「集団での
活動や交流が苦手」といった特性があります。

posted by メンタルハート at 19:26| 強迫性神経症の原因 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月05日

神経症状の発症のきっかけ

強迫性神経症の多くは、10代から20代の時期
発症することが多く、10歳前後と20歳前後に
ピークがあるようです。

男性は子供の頃に、女性は20代に発症する例が
多いと言われています。

強迫性神経症を発症した人の生活歴を調べると
何らかの「ストレス」に長期間さらされていた、
ことがわかっています。

大きな災害など、恐ろしい体験をした後に
発症するケースが多いです。

また、強迫性神経症の人が、大きなストレスと
なる出来事に直面すると、強迫症状が悪化する
こともあります。

受験や就職、転勤など、生活環境の変化も
人によっては大きなストレスになります。

特に、女性の場合は妊娠、出産、育児が
神経症の発症の引き金になることもあります。


【症例】
Aさんが小学生の頃、火災で怖い経験をした後、
毎日、夜中に目が覚めてガスの元栓が閉まって
いるかどうかを確認するようになりました。

すでに確認したことは覚えているのですが、
それでも万一のことを考え、確認に行ってしまう
のです。自分のしたことに確信が持てないと
言います。

上記のように、確認の強迫症状に悩む人は多く、
確認したことは覚えているのに「もしかして・・」
との気持ちが強く、何度も確認に行きます。

人によっては、初めは確認するものが1つで
あったのに、だんだんと確認の範囲が広がり、

あれもこれもと確認せずにはおれなくなるケース
もあります。

神経症状の発症のきっかけは、人それぞれです。
同じ出来事を経験しても、何も起こらない人も
います。

その出来事では何も起こらなくても、
別の出来事で発症することはあり得ます。

「なぜ、その出来事がきっかけになったのか・・」

これはまだ解明されていませんが、心の問題は
本当に不思議なことが多いです。

posted by メンタルハート at 22:31| 強迫性神経症の原因 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

神経症の発症原因

強迫性神経症を発症するのは、本人の性格が原因
だからではないか、という考え方があります。

かつては、几帳面な性格の人が神経症になる
と考えられていたことがあります。

現在の精神科医療では、性格が原因との考え方
には否定的です。

ただ、発症原因そのものは、まだよくわかって
いない部分が多いのです。

強迫性神経症を発症する原因は一つではなく、
「いくつかの要因が関連している」との認識が
医学界では大勢を占めています。

・生物的な要因としての、「脳の働き」

・心理的な要因としての、「考え方の癖」

・社会的な要因としての、「対人関係」

現在では上記のように、さまざまな要因が
重なり合って発症すると考えられています。

「遺伝」に関しては、親子ともに神経症のケース
があり、ある程度の関連があると言われています。

強迫性神経症の人の脳内では、神経回路に偏り
のあることが画像検査で解明されてきています。

脳内の「前頭葉」「頭頂葉」「小脳」といった
部分の働きが過剰であることがわかっています。

脳は、神経細胞がたくさん張り巡らされています。
神経細胞同士をつなぐ働きをするのが神経伝達物質
ですが、

この神経伝達物質の一つである「セロトニン」が
十分に機能していないことと、神経症状との間に
何らかの関連がある、との説が有力視されています。

セロトニンがうまく機能していないため、脳内で
誤作動が起こり、実際には汚れていないものを
「汚れている」と認識させられている・・・。

このことが、「強迫観念を引き起こす」
のではないか、と考えられています。

posted by メンタルハート at 19:07| 強迫性神経症の原因 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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